株式会社オハラ

架け橋ものがたり KAKEHASHI STORY

くずきりものがたり

こんにゃく商売の落とし穴

昭和34年にこんにゃく製造メーカーとして創業したオハラ。先代社長からの世代交代もあり事業拡大のために新工場を設立しました。計画ではこんにゃく製造だけで経営していけることになっていましたが、全く甘い計画であったことがすぐわかりました。こんにゃくは冬の期間は売れるのですが夏場が全然売れない。またたく間に資金的に危機的状況に陥ってしまいました。

救世主との出会い

困り果てている時に、経営アドバイザーの方が「これからはお菓子の時代!絶対にお菓子を作るべき!」とアドバイスをしてくれました。半信半疑のなかしばらくすると新しく機械を導入したらお菓子を作る方法を教えてくれる方が現れました。藁をも掴む気持ちでその機械を導入しました。そしてさらに有名菓子店の経営者と菓子問屋さんにも出会い“お菓子”チャレンジが始まったのです。

お菓子作りとの戦い

奇跡としか言い様がないほど、タイミングよく専門家の方々と出会いました。そしてお菓子作りに対する情熱に惹き込まれました。そこからというもの試行錯誤をくり返し、何とか形になったお菓子が「くずきり」でした。本当に売れるのだろうか?本当に喜んでいただける商品なのか?不安もありましたが、やることはやりました。あとは売るだけです。

銘菓の誕生

今でも本当に信じられませんが、リリースしてから爆発的に売れました。小さな会社なので途端にてんてこ舞いです。なんとか期待に応えようと、全員休みもなく製造現場に立ちました。疲労で倒れる社員もいました。なんとか初年度を乗り越え、軌道に乗りました。今のオハラがあるのは、このおかげなのです。なんとこのくずきりは、今でもオハラの中で一番売れる愛着ある商品になっています。

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